ワタミ株式会社 執行役員 SDGs推進部長 百瀬典子様

「自分たちができることで喜んでもらったらうれしい」と、若い人もボランティアにとても熱心です

ワタミの渡邊会長は、今、学校の理事長もされていますね。

「郁文館 夢学園」という中高一貫校です。SDGsにも熱心に取り組んでいて、テーマを見つけて自分で研究し実践する教育を行っています。この格好で、渡邉会長ご自身の担任するクラスを持っています。夢学園というのは「夢はその人が生まれてこなかったら、起こらなかった奇跡である」と、夢を持ち、叶えるために努力することを、教えています。20人か何人かのそのクラスには、ご自分が必ず一週間に一回。講義をされています。
テーマを設けてディスカッションしたり、日経新聞を読み解いたりしているんです。
これから世の中に彼らが出ていったときに、夢を持って様々な職業に就き、生活の糧を得ることも大事でですが、人や社会の役に立つ人になること。そしてその人たちが社会にとって宝になる。「その宝をちゃんと磨いておかないといけない」という考えに基づいています。

ワタミでの若い人の意識はどう感じていますか?

若い子たちも、非常にボランティアに熱心です。このコロナ禍で2年中止していますが、お店に障がい者施設の方達を招待して、「お食事会」を全国で開催していました。。その発端は、十何年か前に、ワタミのボランティアで、障がい者施設のバザーに焼きそばセットや焼き鳥セットを持っていってつくって、その収益を寄付するという活動をしていた時に、出会ったことでした。あるときその活動中に知的障がい者の男の子が来て、「僕、飲み屋さんに行ったことがない、居酒屋さんに行ったことがないんだよね」と。何で?と聞いたら、「先生たちがあなたたちは騒ぐから、“わあわあ”やかましくて、他のお客さんやお店に迷惑になるから行けないよね。といわれたんだけれど、でも、僕は二十歳になったんだよね」と言ったんだそうです。それを聞いたうちの社員が、「だったら、うちの店に来たらいいよ。お店が5時からだから、もうちょっと早く来ればいいよね」といって、会社に企画を持ち込んだのです。そして企画が通って、そこの施設の人たちを彼の店に、招待したのが始まりです。
この「お食事会」通常は開店前の11時から3時ぐらいまでの時間で、もちろん、アルコールだって飲んでもらっていいし、普通だったらバッとごちそうを並べて、どうぞってやるでしょ。そうではなくて、ちゃんと「いらっしゃませ。本日のおすすめは、これとこれです。お飲み物は何にいたしますか」と、全部ちゃんといつものお店と同じ接客をしています。
当日のスタッフは、社内で募って近くの店から集まって来た社員が、それぞれ調理場やホールサービスを担当します。リーダーは一番若い社員が務め、「調理場の担当は誰々さんです」と読み上げて、「今日司会をやります誰々です」と言ったあと、「今日、私たちは、○○学園の方たちに、お食事会をやらせていただきます」と言うわけです。やらせていただきますって。なぜなら施設の人たちが「やって、やって」と頼んだわけではなくて、自分達が「来てください」って招待して来てもらってるわけですから。自分たちができることで喜んでもらったらうれしい、ということなのです。だから、その日のボランティアは、もちろん希望者の奉仕ですし、材料費は会社が出しています。
こういう活動は、人事の掲示板にボランティアサイトがあって、「何月何日どこどこ店、何々をやります」というと、行きたい社員がボタンを押して、定員になったら終了みたいな感じでやっています。ボランティア活動は他にも森林の間伐作業や植樹とか、自社農場で収穫応援するとか様々な内容があって、自分ができる時間に活動して誰かが喜んでくれる、そんな体験を常日頃からしています。

やりたいと思うことがすごいのと、それを実現できるということ、会社が環境をつくってあげる点が素晴らしいと感じました。
本日はSDGsに関わる多彩な活動についてのお話をいただき、まことにありがとうございました

ワタミ株式会社 執行役員 SDGs推進部長 百瀬典子様

「記す手帳botanical」に一言。

手帳はいつもお使いのものはあるんですか?

私はいつもこれなんです。エリック・カールさんの「はらぺこあおむし」。
毎年出ているんです。ムーミンとかスヌーピーと一緒で、これはひとつのキャラクターなんですよ。これね、置いておくと、みんな「あっ、これって!」という感じで、いろいろ言ってくれるんですよ。小さいときに読んだとか、知っているとか。毎年柄が違っていて、中の絵もたぶん絵本からとってきていると思うのですが、結構面白くてずっと使っています。

「記す手帳botanical」の印象はいかがですか?

結構これ、面白いなと思って見ていたんですよ。素材については、ものすごくこだわっているんだなと思いました。牧草をを使っていますとか、デザインはこうですとかね。

材質とかつくり方を可能なかぎりエコで、ということなんです。

ちょっと思ったのは、コットンなら、どういうコットンなのかというストーリーがあるといいですね。例えば、コットンはバージンのコットンではなくて、古いTシャツからとったコットンだとか、麻もそうだし、牧草なんかも面白いと思うんです。ストーリーがわかったほうが買いたくなりますよ。牧草ってどこの牧場? といったときに、あれはワタミさんの美幌にある牧場の牧草が3%入っていますといったら、ワタミでも売っちゃうかもしれませんよ(笑)。

リサイクルのループになっていることも大事ですね。

例えばQRコードでもつけておいてパコッとやると、その牧場の牛がモォーと鳴いているのが出てくるとか、面白くないですか。Tシャツなら「ひと夏ありがとう」といってメーカーに戻してくれたのを漂白して入れていますよとか出てきたら、面白いじゃないですか。

この手帳はどんな使い方ができると思われますか?

これ、すごくいいなと思ったのは、ちゃんとインデックスがあって、月ごとに開けられるんですね。この「記す手帳」の記す(しるす)ですが、何を記したいのかを、いろいろな人に聞いてみて、提案するのも良いのではではないでしょうか。例えば「私はお花が好きだから、いいなと思った花を見た日は、その花のことを書いています」とか。「今年1年ですてきな花が30種類見つかった。来年もまた見にいこうかな」とか、何かそういう自分の好きなことを記しておいてはいかがですか、というようなことです。
それで、記したものを見ることによって、そのときの思い出だとか、そのときの自分の「ああ、このときはすごい悲しかったんだよね」とか「悲しかったのに、お花があってうれしかったな」とか、何かそういうようなことが思い起こせるような「記す手帳」になるといいですね。

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