記す手帳 botanical

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記す手帳botanicalの開発秘話

記す手帳botanicalの開発秘話

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大阪市住之江区にある田中手帳株式会社です。1937年に創業した手帳製本会社です。手帳に関しての情報をお届けします。

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FSC認証を受けた紙でオリジナルの手帳を作る、というプロジェクトが持ち上がったのは、2021年のことでした。これまで受注生産が主体であった田中手帳において、「記す手帳botanical」の開発は多くのチャレンジがありました。

手帳製本会社ができる社会貢献とは?

社長から「手帳製本会社ができる社会貢献とは何か?」と問われたときに、答えが出てこなかったです。目先のことで必死だったからだと思います。そんな中、社長から出てきた方針は「FSC認証の紙を素材に手帳を作るように」でした。そこから、環境に配慮した手帳の開発プロジェクトがスタートしたのです。

FSC認証紙とは?

FSC C011648

FSC認証は、森林の管理を認証する FM Forest Management認証と、加工・流通過程の管理を認証する CoC(Chain ofCustody )認証の連鎖から成り立っています。そして、明確に定められた認証範囲内で適切な管理体制を示した組織に対し与えられるものであり、自主的なものであるため、認定された独立した第三者認証機関による審査の後、規格を満たしたと判断された場合に発行されます。

新商品開発の背景

背景にあったのは、手帳の受注数量の減少です。日本国内においてスマートフォンの普及率は、2021年の段階で9割を超えており、手帳を使わない世代が増えました。田中手帳は、創業して以来、手帳製造を続けてきた会社であるから、社会がデジタル期へと突入したことに恐怖を感じずにはいられませんでした。

昔のように企業のセールスプロモーション品やノベルティとして手帳を配ってもらいたい。使ってくれる会社の取組を一緒にアピールできるような手帳にしたい。そんな思いから記す手帳botanicalの開発がはじまりました。

「記す手帳botanical」の開発がスタート

FSC認証を受けた紙で作ろう、メッセージ性のある商品にしようという所から色々なアイデアが出てきました。

「紙」にこだわろう

せっかくだから変わった紙を使ってみよう。牧草の匂いのする紙なんてどうだろう?

大阪に本社を構える会社だし、大阪にゆかりのある芝の紙もいいな。というか、手触りで何となく自然を感じ取るような手帳が素敵じゃない?

紙でも、材料が麻のやつはサラサラだし綿はフカフカしてる。紙っていいよね?全然捨てたもんじゃないよね?

社内や紙屋さんとの打ち合わせで使用する紙が決まっていきました。

「機能」にこだわろう

やっぱり田中手帳の代名詞である、丈夫で綺麗なインデックス加工は必須だな。分厚い手帳より薄い手帳の方が使いやすいかな。うちは糸綴じ製本だから、他の製本方法よりずっとリサイクルに向いてるし…なんて胸張っちゃってもいいんじゃないの?

八〇年以上の手帳製本会社の技術を込めました。

時間を大切にしてほしい

開いた手帳

そもそも文字を書くことを忘れそうな現代人が、自分が気に入る手帳を手に入れたとしたら、その手帳を使うために自分と向き合う時間を作ったりするんじゃないかなぁ、、、

記す手帳botanicalはサステナブルな手帳です

記す手帳botanicalのイメージ画像

本当にたくさんの理想を詰め込んで、「記す手帳botanical」ができました。80年以上も手帳を作ってきた手帳製本会社が渾身の技術と理想で作り上げたオリジナル商品です。FSC認証紙を使用、ベジタブルインキの採用など、様々な環境負荷の低減を図っています。この手帳を使っているというだけで、ある程度の社会貢献が見込めます。ぜひ使ってみてください。

環境に配慮したサスティナブルなノベルティでエコやSDGsを啓蒙
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2024年10月15日
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