記す手帳 botanical

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手帳のサイズランキングを手帳製本会社が2024年の受注データから紹介

手帳のサイズランキングを手帳製本会社が2024年の受注データから紹介

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田中手帳株式会社

大阪市住之江区にある1937年に創業した手帳製本会社です。企業のオリジナル手帳やOEMで手帳を製造しております。手帳に関しての情報をお届けします。

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目次

田中手帳は大阪で年間1,000万冊以上の手帳やノートなどを製造している手帳製本会社です。2024年のデータを元に手帳のサイズや種類などについてご紹介します。企業向けの手帳を製造しているデザイン会社やPR会社のプランニングにお役立てください。

手帳のサイズについて

手帳のサイズと幅

手帳のサイズはA7のコンパクトサイズからA4サイズの大きなものまでさまざま。各サイズのイメージができるように解説していきます。

 

A7サイズ(105×74mm

手のひらサイズ。メモ帳感覚で使える最小手帳です。シャツの胸ポケットにすっぽり入るサイズです。名刺よりちょっと大きめなので、メモやTODOリストなどを記入するのに適しています。

B7サイズ(128×91 mm

ちょっとゆとりのある胸ポケットサイズ(既製品のシャツの胸ポケットが110mm程度)。A7より横にも縦にも少し余裕があります。ミニ手帳や小型カレンダーでよく製造するサイズです。小売や工場など立ち仕事の業務メモやポケット手帳として使われています。

A6サイズ(148×105 mm

文庫本サイズ。バッグに入れてもかさばらないし、スーツの内ポケット(幅130mm程度)にもすっぽり入る定番サイズです。通勤カバンやポーチにもスッと入って、スマホよりやや大きいです。プライベート手帳や持ち歩きにちょうどいいです。

B6サイズ(182×128 mm

大きめの文庫サイズ。書きやすさと持ち運びの中間バランスがとれているサイズです。スーツの外ポケットにも入りますが、少し大きめのカバンに合います。女性向け手帳に多いサイズです。仕事とプライベートを兼用でこなせる大きさです。

A5サイズ(210×148 mm

ビジネス書面などの半分で、家庭・ビジネス両方に人気の万能サイズです。書きやすくて読みやすい。持ち運んでもそれほど重たくなりません。週間バーチカルなどしっかり書き込める中身で作ることもあります。近年重要が増えたサイズでもあります。記す手帳botanicalA5サイズで製造しています。

B5サイズ(257×182 mm

学生ノートサイズ。たっぷり書けるから、会議記録やスケジュールと日誌を記載するなど、記録帳として使われています。部下の予定も書きこむ管理職などに人気です。部下ができた社員へ会社から支給するため、B5サイズの手帳をご発注いただいているお客様もいます。デスクに置いて詳しく書き込む用の手帳で、社内用と持ち出し用で二冊使っているそうです。

A4サイズ(297×210 mm

コピー用紙やレポート用紙などのサイズです。こちらも卓上用で、社内での打ち合わせやプロジェクト管理に使うにはよいサイズです。ガントチャートのような複数のプロジェクトを抱えている業種に人気です。締め切りと進捗状況が一覧で確認できるのがいいみたいですね。持ち歩くには少々重たいですが、デイリーなども用意されていて、たっぷり書き込めるサイズです。

 

手帳のサイズランキング

それでは、手帳の「幅」を基準に、受注割合をランキングしてみます。データの数字は内側の数字を元にしており、仕上がりのサイズとは異なります。

1位

B7サイズ(幅91mm)まで

36.02%

2位

B6サイズ(幅128mm)まで

19.16%

3位

A5サイズ(幅148mm)まで

17.05%

4位

A6サイズ(幅105mm)まで

12.07%

5位

A7サイズ(幅74mm)まで

7.28%

B7サイズ(幅91mm)がトップです。B6サイズ(幅128mm)までで約7割を占めています。

持ち運びが前提になるA7(幅74mm)~A5サイズ(幅148mm)までと、デスクに置いて利用する社内向けのB5サイズ(幅182mm)以上だと約9:1の割合になります。

打ち合わせや日程調整に利用するのですから、「持ち運びしたい」というご要望が圧倒的に多いことが読み取れます。

 

幅を基準としたサイズの割合

全体の割合は上図のようになります。B7サイズまでの「胸ポケットに入るかどうか?」という携帯性が大きい要因で、それ以上になると書き込める容量が重視されているのがわかります。

 

オリジナル手帳の用途について

次にどういった用途でオリジナル手帳をご発注いただいているのかを見てみましょう。

オリジナル手帳の受注割合

 

オリジナル手帳の受注割合のトップは、企業手帳です。約半分を占めます。「売り物」というのは、量販店や文具店、書店などで販売されている手帳や独自ブランドで販売されている手帳です。名前を出せないのが残念ですが、年間数十万冊を売り上げるヒット作の手帳も製造しています。

 

オリジナル手帳の規格通りのサイズと変形サイズについて

受注全体の既製品と変形サイズの割合

A6やB6などの規格通りのサイズと、規格よりも〇ミリ長い・あるいは短い、正方形などの変形サイズは、ほぼ1:1の結果となりました。

 

ここからは、用途の中で最も大きい割合を占めた企業向けの手帳に絞って解説していきます。

 

企業手帳の用途について

企業手帳には「外向きの手帳」と「内向きの手帳」があります。外向きの手帳はノベルティや周年記念などの贈答品。内向きの手帳は経営理念や社内規則、虎の巻などのマニュアルを掲載しています。

 

外向きの手帳の目的

認知拡大やブランディングです。自社に好意を持ってもらいたい企業や組織が自社のロゴや社名を名入れして得意先やお客様へ配布します。手帳は長期間使うため、親近感を持ってもらえる可能性が高いです。だから、企業以外にもゴルフクラブや官公庁などの公的な組織も作られる方が多いです。

 

また、名入れのカレンダーなどと異なる点としては、手帳は保存してもらえて時には読み返してもらえる点です。その都度、企業名に触れてもらえるのは大きいとお声をいただきます。記す手帳botanicalSDGsや自然を感じるつくりのため、企業イメージを向上させたい企業様からご用命をいただいています。

内向きの手帳の目的

経営理念を浸透させる、会社を一丸にして企業の生産性を上げるためです。

年齢早見表や郵便料金などの他に、業界特有の情報を掲載しています。たとえば、女性の多い組織だと足つぼのページがありますし、水引などお祝い事や冠婚葬祭のマナーのページを設けている企業もあります。100ページを超えるマニュアルを掲載している企業もあります。地図や路線図などもご要望があればオプションとしてご用意できます。

 

企業手帳のサイズランキング

まずは企業用手帳のサイズの受注割合ランキングを見てみましょう。

1位

B7サイズ(幅91mm)まで

44.92%

2位

A5サイズ(幅148mm)まで

15.69%

3位

A6サイズ(幅105mm)まで

12.62%

4位

B6サイズ(幅128mm)まで

10.46%

5位

A7サイズ(幅74mm)まで

8.31%

全体よりもより顕著に「胸ポケットに入れて持ち運びしたい」という要望が出てきています。B6サイズの割合が全体の36.02%から44.92%まで上昇しています。

企業用手帳のサイズ別受注割合

 

大きく減少しているのはB6サイズ(全体が19.16%、企業用が10.46%)。B6サイズが女性に人気のサイズで有るのに対し、企業手帳を発注するのはまだ男性が多いからかもしれません。

 

企業用手帳の規格サイズと変形サイズについて

企業手帳の既製品と変形サイズの受注割合

全体は1:1だったのに対して、企業向けだと規格品:変形サイズが1:2になっているのが印象的でした。

表紙の素材や全体の仕上げによって厚みが変わってくるため、内側のサイズは下図のように数ミリ単位で調整しています。

手帳の内寸

 

幅が84mmでも、長さは138mm166mmまで差があります。138mm166mmだと1.2倍の差があります。

手帳のカスタムサイズ例

胸ポケットの高さは130mm程度なので、入れるとややはみ出るかしっかりはみ出るかの違いが出てきます。

 

胸ポケットに入る幅にしたいけど、書くスペースは確保したいのか、短辺を抑えて長辺のサイズを変更している方が多いです。胸ポケットに収まる幅と厚みに仕上げたい、内ポケットに収まる幅と厚みに仕上げたいなどのご要望でサイズを決めるときもあります。

 

手帳の厚みはどうやって決まる?

ページ数と表紙の素材によって決まります。手帳は16ページの倍数で製造します。そのため、必須となる機能(カレンダー部分をマンスリーにするかウィークリーにするかデイリーまで含めるか、その他掲載したい内容)で最低のページ数を決めて、メモを何ページつけるかによって合計のページ数が決まります。どの紙を使うかによって厚みをある程度コントロールできます。

記す手帳botanicalでは、マンスリー+メモという最小単位で設計したため、厚さが4ミリの薄い手帳になっています。

 

手帳の仕上がりの大きさはどうやって決まる?

表紙の素材にもよりますが、内側のサイズに幅は+3mm、高さは6mm程度で考えていただくと大きなズレがないと思います。表紙以外にもペンホルダーをつけたり、角への金具をつけるなどで仕上がりの大きさは変化していきます。

 

企業手帳の発注ロット数

「企業手帳は作りたいけど、たくさん作らないといけないでしょ?」とご不安になる方、ご安心ください。

企業手帳の受注ロット数

全体の半分以上が3,000冊未満ですし、1,000冊未満のご発注も全体の1/4を占めています。

もちろん、10,000冊以上の大量生産も対応可能です。売り物のOEM生産になると、大ロットでご発注いただく割合が大きくなります。

 

オリジナル手帳のご相談は田中手帳までお声がけください

田中手帳は大阪で年間1,000万冊以上の手帳やノートなどを製造している手帳製本会社です。

1,000冊未満の小ロットから10,000冊を超える大量生産まで対応できますし、ご要望の幅や厚み、表紙などへのこだわりや独自の仕上げやデサインにも対応可能です。ご要望に合わせて最適なご提案をいたします。お気軽にお声がけください。

また、記す手帳botanicalは自然を感じる風合いで作ったサステナブルな手帳です。ご関心があれば下記ページからご覧ください。

 

 

環境に配慮したサスティナブルなノベルティでエコやSDGsを啓蒙
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